○メーターカップの製作依頼を受けました○

何のバイクの物なのか分かりませんが・・・要はメーターのカバーですね。
社外品のメーター等は裏のボルトや照明の配線が丸見えで
お世辞にもキレイにまとまってるとは言い難い物です。

依頼主様もその辺の事が気になってたのかな?

製作過程を見てみよう!


まずは無垢の材料を調達。
これを旋盤で削って行きます。う〜んまさに削り出し。

アルミ5056です。 これは先方からの指定材料です。Aとなっているのは2ヶの意味。
               もし、失敗したらの時の為(爆)

旋盤にチャッキングして外周をサラッと削ります
(次に反対にして削るんでその時に確実にチャッキング出来るようにする為)
そしたら真ん中に大きな穴を明けます。

       この穴はΦ45mm。8.5mm位の下穴を明けてからです。

指定の深さまでグリグリと明けましょう。

      ポッカリ明きました。いくらアルミと言えど結構時間が掛かります。


そしたら今度はこの穴をさらに広げて行きます。
それと同時にツバの部分と外周を仕上げます。

       ツバより上の外周部分と内径部分は仕上がっています。


次は外周に掛かります。
チャッキングするツメを今度は内側から挟めるツメに交換します。
そしてツバから下の外周を仕上げます。

     バイトが付く土台のボルトを緩め、角度をつけてテーパー形状に削ります。
     5000番台のアルミはねちっこいのでキレイに仕上げるには気を使います。



そんで旋盤工程は出来上がり。

                 左の画像は何故かフラッシュが・・・                       裏はこんな感じ。ん、表って言うのかな??


そしたら今度はボール板で穴あけして、少し座グリを入れて完成です。

                               完成。仕上げにアルマイトを掛けても良いし、バフ仕上げも良いかも。



以上です。
製作時間は4時間位。
お値段12000円です。

カウル付きのバイクをネイキッド仕様にする時は必需品??
まあ、こんな事も出来ますよって感じです。

                 BACK