○フォークキャップボルトが出来るまで○

お客さんにフロントフォークのキャップボルトの製作依頼を受けました。
車種はGPZ400RでノーマルはFフォークにハンドルが被さっているタイプで
ニンジャ等もこのタイプのハンドルだったと思います。

オーナーは社外のセパハンに交換した物の、いささかサビサビの鉄のキャップボルトが
みすぼらしく思えたんでしょう?それにセパハンの取り付け部がフォークより3mm位
出てしまうので3mm延長して欲しい、との事が理由でした。

今回はデジカメの設定を間違ってしまい画像が汚くてすいません・・・
そんじゃあ、行くよ〜!

まず始めに、いつもながらのノーマルパーツの採寸からです。
またもやこんな絵ですが良いんです・・・ボクが分かれば・・(-_-;)

依頼内容のプラス3mmの絵です。


採寸後旋盤で加工していきます

材質はアルミ2017、俗に17Sと呼ばれる物です。


徐々に形になってきて・・

今回のキャップボルトも作業的にはステムシャフトと同じなので説明は少ないですね^_^;


旋盤加工終了後ボルトの頭の加工に移ります。この時は確か22mmだったかな?
フライスのバイスを回転させて(6角形なので360度/6で一辺が60度)削ります。

丸物なのでVブロックで変形しないように優しく固定します。
この後、M32、ピッチ1.0のダイスでネジを切ります。


完成です、アルマイト屋さんに持って行きます。今回は化研シルバーでと言う事でした。

左がノーマル、Oリングはノーマルを使用します。


アルマイト後の写真を撮るのを忘れました・・
今回の製作料金はアルマイト込み2個で7000円です。

この要領で若干の延長キットも造れます。
強度的に見てフォークがトップブリッジの厚さの半分〜2/3固定されれば問題無いと
思います、トップブリッジから上部は40〜50mm程でしょうか。

以上おしまい。